
試するとの意見が出された。
3.1.2.4.2 ワーキング・グループBの審議概要
ICAO SARPs策10付属書の編集方法が変更になりハイレベルSARPsとテクニカルアペンデックス及びガイダンスマテリアルに分類されることになった。ワーキング・グループBにおいては、SBASのSARPs案評価、SBASのSARPs案の検討、GNSSフェイリィアモード等について検討された。
先回会議で作成されたSBASの信号仕様案についても新編集方式に従い、ハイレベル、ローレベルSARPs及びガイダンスマテリアルに分類し概ねその作業を終了した。GPSに関するドキュメント用資料についても米国から提出されほぼ取りまとめが終了した。GLONASSについてもロシア側から資料の提出があったもののICAOのドキュメントとしてGPSと同等のレベルとするにはもう少し期間を要する見込みである。またGNSS用周波数の保護、干渉防止基準等についても同様に討議された。
3.1.2.4.3 ワーキング。グループCの審議概要
このワーキング・グループの主な作業項目は「長期的GNSS(Longer−term GNSS)のSARPs案」を作成することであるが、今回は、ワーキング・グループBとDの作業を優先するため、2週間のうち1日だけを討議にさいただけであった。
また長期的GNSS用の周波数候補として従来のLバンドに加えCバンドについてのワーキングペーパーが出された。
3.1.2.44 ワーキング・グループDの審議概要
ワーキング・グループBの検討項目のうち、GBAS(地上型補強システム)に関するSARPsについて検討作業が先回に引き続き実施された。
(1)周波数候補
VHF,Lバンド、DMEバンド、Cバンド候補について検討された。経済性、開発期間等に着目し、米国からVHFバンドをNABSの候補にすべきであると強く主張する意見が出された。これについて混信、周波数の割り当て上困難な国からの反対意見が出された。次回の第3回GNSSパネルに向けVHFバンドを主体に進めるものの、DMEバンド及びCバンドについての候補についても各国メンバーからSARPs案資料の提出を認めることで了承された。
(2)NABS候補
FAA、米国の航空機器産業界等から25KHzチャンネルセパレーションによるD8PSKを利用したVHFバンドNABSについての評価状況等の発表があった。またオーストラリアからDMEバンドNABSについて発表があった。英国、日本からはCバンドNABSに関する信号フォーマット案、飛行実験データ等を発表した。スウェーデンからは、VHFにおける新しい変調スキームとしてGFSK(Gaussian Filter Shift Keying)についての報告があり、周波数の共用割り当てできる距離間隔において有利とされている。
RTCAからD0−217、チェンジ2とは別のCAT−1、?、?に対応可能なフォーマットについての発表があり注目される。
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